前日2日のDeNA戦前の練習で右肘の違和感により先発を回避した巨人山口俊投手(34)が、出場選手登録を抹消されずに1軍で調整を続けることになった。

一夜明けたこの日は試合前練習に参加し、キャッチボールなどを行った。今後は状態を注視しながら、8日の広島戦(マツダスタジアム)の先発を目指す予定。宮本投手チーフコーチは「大丈夫そう。今日はキャッチボールできていたので」と、ほっとした表情で語った。

山口抹消時に備えて1軍に合流していた井納翔一投手(35)は、中継ぎ強化のため、約4カ月ぶりに1軍に昇格した。1軍では5試合で0勝1敗、防御率14・40で、5月20日に出場選手登録を抹消。その後は2軍で調整し、イースタン・リーグでは24試合6勝7敗2セーブ、防御率4・07も、直近は6試合連続無失点と状態を上げていた。宮本投手チーフコーチは「今、登板過多でですね、デラロサも3連投で、畠も昨日、39球投げている。だから1人でも多く投手ほしいので、井納を急きょ登録することにしました。もう勝つしかないので。デラは上がるけど、ヤクルト戦に合わせて調整させます」と説明した。代わって重信慎之介外野手(28)が抹消された。