ソフトバンクのドラフト指名あいさつが15日、各大学で行われた。ドラフト5位指名の東北福祉大・大竹風雅投手(22)は、チームメートとなる千賀滉大投手(28)をお手本に、球界を代表する投手へと成長する。同育成4位の三浦瑞樹投手(22)は、早期支配下登録への決意を新たにした。同育成2位指名の仙台大・川村友斗外野手(22)は、プロ入りへ気持ちを引き締めた。

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ソフトバンクの帽子をかぶり、川村は、プロ入りへの決意を固めた。「まだ実感が湧かないですけど『頑張るぞ』の気持ちが一番強いです」。

先輩に続く。19年育成2位のソフトバンク大関友久投手(23)は2学年上の先輩だ。今季支配下登録を勝ち取り、1軍でも活躍を続ける姿は大きな励みになっている。福山龍太郎アマスカウトチーフは「育成選手からのスタートですけど、グラウンドでは横一線。実力を出した者が栄冠を勝ち取れる。川村くんも、その道を歩んでほしいなと思います」と期待を寄せた。川村は「1日でも早く支配下に登録されて、1軍の戦力になれるように頑張りたい」と意気込んだ。

目指す選手には柳田悠岐外野手(33)掲げる。1年春からリーグ戦を経験、リーグ通算8本塁打の長打力が魅力で本家同様に走攻守3拍子がそろう。「必死になって、走攻守すべてでハイレベルな選手になっていく」。育成指名から、新たなサクセスストーリーを描く。【佐藤究】