ほろ苦の登板になった。巨人にドラフト3位で指名された日大・赤星優志投手(4年=日大鶴ケ丘)は、ドラフト会議後初登板で6回途中8安打5失点だった。1回2死二塁、中日に2位で指名された駒大・鵜飼に133キロの低めカットボールを左中間席まで運ばれた。「コースはそこまで厳しくはなかったけど、低めには行ってた。ホームランにされるとは思ってなかった」と、驚きの1発を食らった。

3回には2死二、三塁から鵜飼に対して死球。満塁とし、続く新田に2点適時打を浴びた。鵜飼への意識は少なからずあった。「ドラフト指名された選手で、駒大の中心打者でもある。そこで打たれてしまったのが今日の負けにつながったのかなと思います」と反省した。

打たせて取る持ち味の投球スタイルは見せた。計17アウトのうち、12がゴロアウト。最速148キロの直球と変化球を丁寧に投げ込み、調子自体は悪くなかった。片岡昭吾監督(43)は「初回に鵜飼くんに持っていかれてしまった。低めの、悪いボールじゃなかったんですけど、リズムが崩されたかなというのはある」と振り返った。