DeNAが冷や冷やの勝利で連敗を3で止めた。1回に桑原将志の14号先頭打者本塁打で先制。さらに佐野恵太、楠本泰史の適時打、森敬斗の左犠飛で4点を奪った。だが、2回以降は打線がわずか2安打。無得点が続いた。三浦監督は「追加点が取れずに9回まできましたから。あそこで1点でもというところ。まだまだ課題だと思います」と話した。

守っては先発ロメロが7回まで9安打を許しながらも1失点。4イニング併殺を奪うなど、うまくゴロを打たせた。8回から継投に入ったが、重苦しい展開に突入した。2番手の山崎康晃が安打と2四球で1死満塁として降板。3番手で伊勢大夢が登場した。

伊勢は石垣を三振、石岡を捕邪飛に打ち取り、ピンチを脱した。「中継ぎが1人1人抑えて、みんなでカバーしあっていく。後ろに控えている投手もいるので、心強く投げられた。(三振は)いい投手ならゲッツー取って帰ってくると思いますが、僕はまだそれができないので、1人1人抑えようとした結果が三振になりました。(捕邪飛は)やったという感じよりはホッとしました」と話した。

三浦監督は「ああいう場面で出てきて、しっかりストライク先行でカウントを整えて攻められた。しっかりカバーしてくれた」とほめた。伊勢は10月3日の巨人戦で9回に登場も、1点リードを守れなかった。「経験を積みながらだと思う。そういうのを生かしてくれたと思う。本人もいろいろ感じたものがあると思う。あそこで腹をくくって、何をしないといけないか分かって。ピンチを切り抜けて流れを渡さなかったのは、今日の経験が大きな財産になると思う。続けていってもらいたい」。失敗を糧にした姿に、成長を感じ取っていた。

9回は三嶋が3安打で1失点。2点差まで追い上げられ、一打同点、逆転というピンチを迎えた。三浦監督は山崎と三嶋の投球に「ピリッとしなかった。ピリっとしてもらわないといけない投手たち。三嶋も9回抑えたが、2人とも反省点は多々あると思う」と話した。

▽DeNAロメロ(5勝目。お立ち台で流れ星☆ちゅうえいのギャグを披露)「チョットマッテ、オネガイシマス。ウー、ガンダム!」