オリックス紅林弘太郎内野手が、攻守で完勝締めに貢献した。5回2死二塁で楽天田中将のスプリットを拾い、三遊間へ。打球が左前に抜ける間に、二塁からT-岡田がヘッドスライディングでホームイン。ムードを盛り上げた。

7回2死一、三塁でも紅林の右翼手の前に落ちる適時打で2点目。遊撃守備でも6回2死二塁からの浅村の三遊間への当たりに追いつき、一塁に正確に送球。ピンチを断った。

「これまではバッティングが悪くて切り替えることができなくて、引きずったままエラーっていうのを昨年、今年ってずっとしていたんで。少しずつ守備とバッティングは別物と切り替えができている結果かなと思います」と振り返る。

開幕スタメンに起用された3月26日西武戦。失策で山本の足を引っ張り、試合は3-4で敗れた。4月初旬のロッテ戦でも打てずに落ち込んだとき、中嶋監督から「オレも2年目はそんなもの。気にせず、今はそういう時期」と声をかけられ、前を向けた。最終戦で、山本にお返しができた。