ソフトバンク釜元豪外野手(28)が26日、福岡市内のホテルで来季の契約を結ばないことを通達された。ペイペイドームで取材に応じ「年齢も若くないですし、覚悟はしていた」と話した。

11年育成ドラフト1位で入団の釜元は15年に支配下登録を勝ち取った。チームに故障者が多かった19年にはキャリアハイの86試合に出場した。今季は終盤に、主に代走要員として1軍登録されると、Bクラス確定後の24日楽天戦で今季初先発。25日ロッテ戦と合わせた2試合で、計5安打3打点1本塁打とアピールしていた。「覚悟していた分、家族を呼べた。その前でいいプレーができたのは、幸せだなと思います。今後、野球をやめるとなったとしても、財産になると思います」と振り返った。

今後については「まだまだやれるという気持ちもありますし、まだあきらめきれない気持ちがある。トライアウトを受けるつもりで、あきらめずに練習していきたいと思います」と、現役続行を強く希望した。