つかみは花丸!! BIGBOSSこと日本ハム新庄剛志監督(49)が、わずか3日で若手たちの心をガッチリつかんだ。10日、沖縄・国頭での秋季キャンプ視察は最終日。斬新な練習法や丁寧な助言、SNSを駆使した人心掌握術で、日増しに“新庄流”に心を奪われる選手が続出している。指導本番となる来年2月の春季キャンプへ、100点満点で充実の初視察を終了。スタートへ下地は整った。
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BIGBOSSの秋季キャンプ視察最終日。球団支給の青いジャージーに初めて袖を通し、鍛え抜かれた逆三角形の肉体を隠しても、スターの輝きはあふれ出ていた。視察は2週間のキャンプ中、3日間だけ。しかし選手の能力を把握し、心をつかむには、それだけの時間で十分だった。
大騒ぎだったのは、報道陣だけではない。郡は「話をしていたら、勝手に引き込まれる」。ブルペンで投球をチェックしてもらった3年目の吉田は「(ブルペンの)ど真ん中でアピールしてやろうと。不思議な力というか、新庄さんが来ると『よし、やるぞ』という感じになる。監督が代わっただけという以上のことになっている。ストレートを少しほめてもらった」と喜んだ。若手有望株の万波は「明るく楽しくと言っていたけど、野球の話をする時は真剣。メリハリを感じる」と言った。打撃の助言で飛び出したメジャーの大砲バリー・ボンズの例や、キャッチボールで低く強い送球を求める理由、守備での構え…。ボディータッチで距離を縮め、具体的だが押しつけない指導法は、明日のスターを夢見る若手たちにとって、とてつもなく魅力的だった。宿舎でもSNSをチェックし、BIGBOSSの話で持ちきり。YouTubeで現役時代のプレー集を片っ端から見るなど、モチベーションは上がりっぱなしだった。
一方で、スター監督はこの日、「今日はクライマックス・シリーズがあるので、話題は控えます」と人さし指を口に。練習後、ツイッターでつぶやいて来年2月からの“本番”に向けた“リハーサル”を締めくくった。「BIGBOSSとしての、意味のある3日間。沖縄キャンプ、ありがとうございました。一回り大きくなった選手達と、1月31日に、また戻ってきます」。【中島宙恵】
○…BIGBOSSが、18年ドラフト1位の吉田のブルペン投球を初視察した。大勢の報道陣を引き連れ現れた新監督の姿に、いつも元気な背番号18も、やや緊張気味。吉田の後ろから15球ほどチェックしたBIGBOSSは「めっちゃ、速くね? 俺、現役の時でも打てないと思う。速っ!」と、満足そうに笑顔でブルペンを後にした。
○…BIGBOSSは捕手&内野手と外野手を“シャッフル”して、シートノックを敢行した。捕手登録の田宮、郡、古川、内野手の清宮らが外野に陣取り、本来外野手の万波、今川、五十幡らが内野を守った。BIGBOSSは現役時代、遊撃を練習したことで1軍昇格の機会を得て、外野のレギュラーに定着。「皆も、そういう場面が来た時に、思い切って出来るよう準備をしてほしい。相手の気持ちが分かれば、愛情を持って送球が出来る」と意図を明かした。
○…思わぬ形でBIGBOSSから助言をもらった清水は「もっともっといろいろな話を聞きたい」と前のめりだ。千葉・鎌ケ谷での秋季練習に参加中だが、メンタル面の強化方法を教わりたいという記事がBIGBOSSの目に留まった。インスタの投稿を通して「清水君(捕手)の質問に答えよう」と回答をもらい大興奮。「次は野球を楽しむ方法を聞きたい」と早くも次なる質問を挙げていた。



