日本ハムからドラフト8位指名を受けた京産大・北山亘基投手(22)が15日、京都市内のホテルで球団と交渉し、契約金2000万円、年俸700万円で仮契約を結んだ。

研究力を生かして勝負する。最速153キロの直球が武器の右腕は、本やインターネットでの情報収集に力を入れている。「本は練習のない時に少しずつ読んで月3冊程度。オンラインサロンも4個入会して勉強しています」という研究マニアだ。野球のことだけでなく心構えなども学んでおり「いろんな人の考え方を知ることでレベルアップにつながる」と効果を示した。

前日は新庄ビッグボスの著書「もう一度、プロ野球選手になる。」を書店で見つけ購入。「前もってビッグボスのことを少しでも予習しておきたいと思った。会うまでに読み切ります」と力強く話した。ビッグボスのSNSもチェックしており「今までにない試みでファンの方も一層喜ぶと思う。僕もワクワクしていて、チームに入るのが楽しみです」と対面するのを待ち望んだ。

入寮までの期間も「できる限り知識を増やしたい」と貪欲に研究を重ねるつもりだ。頭脳派投手としてプロの舞台に挑む。【小林憲治】(金額は推定)