西武岡田雅利捕手(32)が30日、埼玉・所沢市内の球団事務所で会見し、今季取得した国内FA権を行使したうえで残留することを表明した。「みなさま、僕のために集まっていただいて、わざわざありがとうございます。このたび、FA権を行使しまして、埼玉西武ライオンズに残ることに決めました。よろしくお願いします!…何を言ってんねや」と照れ笑いで思わずセルフ突っ込みを入れたが、球団からは3年契約を提示されて受諾。後日、正式な契約更改を行う予定だ。

宣言残留を決めた要因は「自分自身、ライオンズにドラフトで取っていただいて、そこからずっとやらせてもらっているんで、ライオンズが大好きですし、スタッフも。ライオンズが大好き、だけですね。それだけです」とチーム愛を強調した。渡辺久信GM(56)からは「すごく選手としても必要と言っていただきましたし、選手以外の部分でも役割が大きい、と。すごいいい言葉をいただいた」という。全ての言葉が「刺さった。」と感動。「GM、ありがとうございます。いい方だなあって。GMで良かったなぁって。必要って言ってもらえたんで、その言葉で恋愛しちゃったです。つかまれちゃったです」と感謝しながら、恩返しとして「僕自身もまだまだ選手としても頑張らないといけないですし、バックアップという意味でも頑張っていかないといけないと思いますし、ライオンズが来年日本一になる1つのピースとして頑張っていけたらと思いますね」と、心新たに誓った。

岡田は大阪桐蔭、大阪ガスを経て13年ドラフト6位で西武へ入団。通算324試合出場、打率2割1分7厘、6本塁打、40打点。17年の68試合出場がキャリアハイでレギュラー捕手として臨んだシーズンはないものの、貴重な「控え捕手」「ムードメーカー」としてチームに欠かせない存在は「生涯ライオンズと、自分自身では思っている」と、話した。