オリックス吉田正尚外野手(28)が26日、故郷福井県の県民栄誉賞を受賞した。今夏の東京五輪で、侍JAPANの3番打者として金メダル獲得に貢献。同郷で同じく日本代表のソフトバンク栗原陵矢捕手(25)と福井市内で贈呈式に参加し、地元ファンを喜ばせた。

「良い報告ができた良い1日でした。地元の方が本当に応援してくれているなと感じました。また来年も良い報告がしたいです」

今季は2度の負傷離脱を乗り越え、2年連続首位打者を獲得。来季3年連続首位打者をつかめば、94~00年に7年連続首位打者に輝いたイチロー以来の快挙になる。「あんまり意識させるとね(笑い)。(歴代受賞者は)レジェンドですよね」とかわしたが、目標はもっと大きい。「首位打者に限らず、本当に全部で1番を目指してやりたい。最終的に1個でも多くタイトルが取れたら」。首位打者に加え、本塁打王、打点王、最多安打、そして2年連続の最高出塁率と、打撃部門5つ全てのタイトルを総ナメにする意気込みだ。

壇上で杉本達治福井県知事(59)から表彰され「光栄なこと。いただいた賞に恥じないように」と引き締めた。2年目選手会長が、無双の活躍でリーグV2を引っ張る。【真柴健】

○…県民栄誉賞を受賞した吉田正が栗原とトークショーを行った。背番号順に並んだ東京五輪の金メダル授与式は「隣に栗原選手がいてホッとしました。(守備で)外野のキャッチボール役もやってくれていたので」と笑顔。2人は今夏の球宴本塁打ダービーで優勝する名コンビでもあった。ただ、決勝で投手役の栗原から右太ももに死球を受けてもん絶。「オリンピックで着替えているときにアザが見えた」とおわびされたそうだが、「彼のおかげで(ダービーを)取った。元キャッチャーは打ちやすいですよね」と感謝していた。

○…ソフトバンク栗原は、吉田正とのタイトル争いを熱望した。背番号を31から24に変更する来季は「安打、打率、出塁率にはこだわって」と初の打撃タイトルが目標。首位打者と最高出塁率で今季2冠の吉田正は高い壁で「いずれは超えていきたい。福井の選手2人で高い争いをしたい。そのためには僕が頑張らないといけない」と同郷の先輩に食らい付く。