日本ハム杉浦稔大投手(29)が、守護神定着への3カ条を掲げた。

16日、キャンプ地の沖縄・名護で自主トレを開始。昨季はプロ入り初めて抑えを務め、登板56試合で3勝3敗28セーブだった。目標の30セーブへ<1>質の良い直球<2>力任せはNG<3>フォームの安定を設定。「監督が代わってチームも大きく変わる年になる。またゼロからのスタートだと思っている」と気を引き締めた。

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昨年2月の春季キャンプ中に抑え転向を告げられ、野球人生の転機になった。古傷である右肩の影響で、連投などに不安はあったが故障なくシーズンを終えた。「自分の体でも出来るんだ」と自信になった。生命線である直球は「現役である以上は(質を追い求めることを)続けていく」と決意。「昨年以上の成績をおさめたいと思って練習してきました」と力強い。

年明けは、ブルペンに3回ほど入り「状態が良くなかったときに、どうしても力任せになっていた。技術的にいいフォームで投げ続けられなかった」と課題克服に取り組んでいる。日米通算381セーブの佐々木主浩氏(日刊スポーツ評論家)ら、名だたる守護神が背負ってきた背番号22に変わった新シーズン。「22番を杉浦と思ってもらえるところまで活躍できたら」と、決意新たにクローザーを極めていく。【田中彩友美】