慶大が萩尾匡也外野手(4年=文徳)の先頭打者弾&サヨナラ弾で1勝1敗のタイに持ち込んだ。

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萩尾に始まり、萩尾に終わった1戦だった。1回、法大先発の尾崎完太投手(3年=滋賀学園)の初球直球を捉えて、先制弾をバックスクリーン左横まで飛ばした。「狙い通り、センターにいい打撃ができました」と流れをつかんだ。

さらなる見せ場が最後に待っていた。2-2で迎えた9回1死、武冨陸投手(3年=日大藤沢)の初球、高め直球を捉えた。打球は雨を切り裂いて、左翼スタンドへ。一塁を回ったところでガッツポーズを決めた。チームメートの歓喜の輪に走り込み「できすぎだったので、実感はないです。(スタンドに)いったと思ったけど、走っておかないとまずいと思って走りました」とうれしそうに話した。

先頭打者弾もサヨナラ弾も「人生で初めてです」。高校時代はプロも注目した九州NO・1スラッガーで通算46発。大学のリーグ戦では、20年春に初打席初本塁打を放って以来のアーチだった。

走力と長打力が持ち味で、1番打者に定着。シーズン前に堀井哲也監督(60)から「萩尾と(3番の)広瀬で合計10本塁打を打て」と指令を受けていた。すでに広瀬が3本打っており、萩尾は「プレッシャーがあって、そろそろ打ちたいなと思っていたので、良かった」。今季は2人で計5発。堀井監督は「引き分けを覚悟した試合だったので、粘って最後に萩尾が決めてくれた」と評価。ミレニアム世代のスラッガーが、大学球界に名を刻んだ。【保坂恭子】

◆萩尾匡也(はぎお・まさや)2000年(平12)12月28日、熊本県大津町生まれ。10歳から室小軟式野球部で野球を始める。北熊本ボーイズから文徳へ進み、1年春から4番。3年時は主将で「九州最強スラッガー」と呼ばれた。高校通算46本塁打。尊敬する人は両親。180センチ、84キロ。右投げ右打ち。B型。