<神奈川大学野球:桐蔭横浜大7-6横浜国大>◇第6週第1日◇7日◇横浜

今秋ドラフト候補の桐蔭横浜大・吉田賢吾捕手(4年=横浜商大高)が7日、横浜スタジアムで行われた横浜国大戦に「3番捕手」で先発出場。今春リーグ戦ですでに5本塁打を放っている強打の持ち主は、2球団のスカウトが視察する中、5打数2安打1打点。「打撃の調子はそこまで良くはないです」と話しながらも、1本の二塁打を放つなど、チームを開幕から無傷の7連勝に導いた。

昨秋のリーグ戦でも5本塁打を放ち、21打点で打点王に輝いた。リーグ通算10本塁打。強打に加え、主将としてのリーダーシップも武器の1つだ。攻撃中のベンチでは、常に最前列に立ち、声を出し続ける。1-5と4点ビハインドで迎えた8回には「本当にこのままじゃ負けるぞ」と、ナインを一喝。一挙6得点の逆転劇を演出した。「全員が同じ方向を向けば、ああやって形になる。これを明日も続けていきたい」。目標の日本一、プロ入りに向け、扇の要がチームをけん引する。