阪神大山悠輔内野手(27)がプロ2度目の1試合3本塁打で、奇跡の6点差逆転勝ちを導いた。「日本生命セ・パ交流戦」の日本ハム戦で、終始劣勢の2回と4回に2打席連発、8回には試合をひっくりかえす口火の12号ソロを放った。試合は16年ぶりに甲子園に凱旋(がいせん)した新庄BIGBOSSペースだったが、満員札止めの熱気の中で諦めない主砲の意地がさく裂。負ければ再び自力Vが消滅した危機を救った。

▼阪神大山が18年9月16日DeNA戦(横浜)以来、4年ぶり2度目の1試合3本塁打。1試合3本塁打以上を2度以上記録した阪神の打者は、カークランド2度(68、70年)田淵幸一3度(73年2度、76年)金本知憲2度(09年2度)に次いで4人目。阪神の選手に限らず、甲子園球場で1試合3本塁打以上は11年7月30日阪神戦でスレッジ(横浜)が3本打って以来11年ぶり。

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