オリックスが今季初の2桁得点を挙げて大勝した。チーム16安打も今季最多と打線が爆発。試合後は連日の花火大会が開催され、神戸に集まった2万8821人のファンを喜ばせた。

サプライズがはまった。中嶋聡監督(53)は「塁にたくさん出て、彼の加入でいろいろな刺激というか、いろいろポジションに入るので、大きな刺激になったと思います」。中日からトレードで加入したばかりの石岡諒太内野手(30)のことだ。

移籍2試合目にして「1番左翼」でスタメンに抜てき。初回先頭で敵失で塁に出ると、そこから先制点につながった。5回の第3打席には先頭打者で左翼線にライナーで二塁打。この移籍初安打から2点が入った。6回には内野安打も放った。

新戦力の躍動で打線全体に火がついた。中でも、今季主軸で出場を続ける中川圭太内野手(26)が大暴れ。二塁打、内野安打、犠打、二塁打で迎えた8回の第5打席に2号2ランをたたき込んだ。プロ2度目の4安打をマークした。

投げては田嶋大樹投手(26)が4登板連続の白星で5勝目。8回途中まで1失点に抑えた。

中嶋監督がポイントとしたのは初回の攻撃だった。

石岡が敵失で出たあと、2番宗佑磨内野手(26)が送りバントを失敗した。悪い流れがあったが、そこから中川圭の二塁打と吉田正尚外野手(28)の内野ゴロで1点。すぐさま1-1と追いついたシーンだ。

「先頭が出てバント失敗して。でもその後に打って取り返してくれて非常に良かった。昨年は誰かのミスを取り返すという感じがあったんで、そういう意味ではいいゲームでした」。

優勝した昨年は、1人の力に頼らない野球で勝ちを拾ってきた。投打がかみ合う大勝の中で、指揮官が感じ取ったプラスの兆し。まだ5位にいるが、首位ソフトバンクとは5・5ゲーム差。「全然(上が)見えている感じはしないですけどね。自分のところで精いっぱい」と笑い飛ばした。【柏原誠】

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