ソフトバンクは22日、奥村政稔投手(30)、黒瀬健太内野手(25)、中村亮太投手(24)、小林珠維内野手(21)、大竹風雅投手(23)に来季契約を結ばない旨を通達したと発表した。奥村、中村亮、小林、大竹風とは育成での再契約を検討している。

黒瀬は現役続行を希望。15年ドラフト5位で入団し、18年オフに育成再契約。今季は4年ぶりに支配下登録され、1軍で7試合に出場。プロ初安打やプロ初打点を記録した。「(現役で)やりたいと思っています。取ってくれる球団があれば、そこで全力で頑張りたい。まだ25歳で体も元気なので」。合同トライアウト受験も検討しており、他球団でのプレーを目指す。

奥村はプロ4年目の今季は4試合に登板。防御率0・90だった。先発を予定していた9月16日楽天戦を、右肘負傷のため緊急回避。その後、同箇所の手術を受けていた。

中村亮は2年目の今季途中に育成から支配下登録されたが、1軍では2試合の登板で防御率33・75と結果を残せなかった。

小林は19年ドラフト4位で入団も、ここまで1軍出場はなし。プロでは遊撃や三塁でプレーしてきたが、高校時代は投手だった。「育成で、投手として可能性を見ていただけるのであれば。ぼくの方から球団には伝えさせていただきました」と、投手転向にも意欲を見せた。

昨年ドラフト5位で入団の大竹風は、プロ1年目の春季キャンプ前に右肘を負傷。4月に右肘関節内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。

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