ソフトバンクは18日、3日から行ってきた宮崎秋季キャンプを打ち上げた。副キャプテンの栗原陵矢外野手(26)を中心に大きな円を作り、一本締めを行った。

藤本博史監督(59)は「各コーチがしっかり(練習)量を課してくれた。それに対して選手はしっかり応えた秋のキャンプだった」と総括した。野手では21年ドラフト2位の正木と同4位野村勇のルーキーコンビを評価。「正木、野村勇はこのキャンプで一段と変わった」と、右の長距離砲コンビの名前に挙げ「バッティングですね。コンタクトした時に強い打球が打てている。正木は飛距離が伸びたと本人も自覚してました」とうなずいた。

投手陣では、新任の斉藤和巳1軍投手コーチの存在が大きかった。「練習の入り方や気持ちも変わってきている。目標がしっかりできたのも、きっかけは斉藤和巳コーチ。選手のやる気も出てきてるんじゃないかな」。現役時代に「負けないエース」と称された斉藤和巳の入閣は、来季への飛躍につながるか。

今季は優勝マジック「1」としながら、リーグ最終戦で優勝をオリックスに明け渡した。指揮官は「10月2日は本当に悔しい思いをした。来年は必ずリーグ優勝、日本一を目指してチーム一丸となって頑張っていきたい。温かいご声援をよろしくお願いします」と締めて、宮崎を後にした。