西武は6日、都内のホテルで新入団選手記者発表会を行った。10月のドラフト会議で指名された10選手が、新たに就任した松井稼頭央監督(47)のもと、常勝軍団の一員を目指していく。

ドラフト1位の早大・蛭間拓哉外野手(22)は背番号が「9」に決まった。「他球団を含めて外野の中心選手、柳田選手だったり、塩見選手だったり、という方が付けているので、そういう人たちを超えられるように。ライオンズの9番は蛭間だと言ってもらえるように、これから頑張っていきたいと思います」と決意した。

同2位の佐伯鶴城(大分)・古川雄大外野手(18)は背番号「33」を付ける。山川が入団時に付けた番号だ。「山川さんのようになれるように。33という番号は自分の目指している3冠王、トリプルスリーの33という語呂も合っているので、すごく自分に合った番号だなと思います」と気に入った様子だ。

同3位の九州国際大付(福岡)・野田海人捕手(17)は好きな数字という8が入った背番号「38」を付ける。「守備面では甲斐拓也選手で、バッティングでは森友哉選手のような人になりたいと思っています」と球界を代表する2捕手の名前を挙げた。

同4位の亜大・青山美夏人投手(22)の美夏人は「みなと」と読む。「夏生まれということもあって夏という字が入って、お母さんの名前に美しいと入っていて、神奈川生まれなので“みなと”になったと思います」と説明。背番号29を付け、埼玉で懸命に腕を振る。

甲子園で注目を浴びた同5位の近江(滋賀)・山田陽翔投手(18)は背番号「36」に決まった。「思っていたより若い番号をもらったので、頑張りたいです。プロ野球の世界を待ちわびて練習してきたので、わくわくしている気持ちが大きいです」と期待に胸を躍らせた。

同6位の大阪ガス・児玉亮涼内野手(24)は、社会人時代と同じ背番号「0」を付ける。身長166センチの小兵内野手は「ひと桁の番号をいただいて、この番号に恥じないような選手になりたいなと思ってます」と胸を張った。

育成ドラフト1位の石川ミリオンスターズ・野村和輝内野手(19)は、広角への長打で勝負する。「ホームラン量産できる、シーズン通してけがなく量産できる選手になりたいです」と夢を口にした。自炊も行い、得意料理はトンカツ。背番号118からスタートする。

同2位の徳島インディゴソックス・日隈モンテル外野手(22)は昨夜、サッカーW杯を「最後まで見ました」という。「国を代表して頑張ってる姿は共感する部分があります。早く支配下に上がって、日本を代表する選手になれるように」。兄がヤクルト時代に付けていた背番号と同じ「119」に運命を感じる。

同3位の中京大・三浦大輝投手(22)は回転数の多い直球が武器だ。「理想としているのが水上選手なので。同じ育成から今年タイトルを取って。一番話を聞きたい、憧れです」。両親や兄への感謝を口にしながら、背番号「121」から高みを目指す。

同4位の法大・是沢涼輔捕手(22)は「さまざまな通過儀礼の中でもビッグイベント」とこの日に臨んだ。背番号は122。西武の印象を問われると「チャンステーマ」とひと言。「男声パートだけじゃなく、女声パートもすごい声量で、性別問わず人気の球団だという印象です」と話した。

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