出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する「現役ドラフト」が9日、行われた。午後1時より、オンラインの非公開で開催。各球団が指名対象となる選手を2人以上出した。必ず1人は出て、1人は入る仕組みとなっている。

今オフから導入された新制度の結果、次の通り、各球団が選手を獲得した。なお、第2巡目指名は行われなかった。

【オリックス】

ヤクルト渡辺大樹外野手(25)

【ソフトバンク】

日本ハム古川侑利投手(27)

【西武】

阪神陽川尚将内野手(31)

【楽天】

広島正随優弥外野手(26)

【ロッテ】

オリックス大下誠一郎内野手(25)

【日本ハム】

西武松岡洸希投手(22)

【ヤクルト】

ロッテ成田翔投手(24)

【DeNA】

中日笠原祥太郎投手(27)

【阪神】

ソフトバンク大竹耕太郎投手(27)

【巨人】

楽天オコエ瑠偉外野手(25)

【広島】

巨人戸根千明投手(30)

【中日】

DeNA細川成也外野手(24)

◆現役ドラフト プロ野球選手会の要望に日本野球機構(NPB)が応じ、約4年間の話し合いの末、今オフから導入された。各球団は契約保留選手名簿の中から、外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手など8項目にあたる選手をのぞき、指名対象選手を2人以上、事前に提出。各球団は全体の対象選手リストの中から予備指名を行う。他球団からの予備指名をもっとも多く集めた球団が暫定指名順位1位となり、本指名で最初に指名する。指名された球団が次に指名する流れを基本とし、1巡目は必ず各球団1人が出て、1人が入る仕組みとなっている。希望した球団により、2巡目まで行われる。