プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る22年」を今日から13回連載します。プロ野球を球団別に12回連載。続いて日本人大リーガーを取り上げます。第1回は中日。高卒3年目で最多安打のタイトルを獲得した岡林勇希外野手(20)を取り上げます。
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高卒3年目の岡林が161安打を放って最多安打のタイトルを獲得した。過去2年の安打は1年目2本、2年目15本。新人、新外国人を除き、前年まで通算20安打未満の選手が最多安打は、05年青木(ヤクルト)以来2人目になる。
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高卒3年目以内に獲得は94年イチロー(オリックス)以来だが、02年2月生まれの岡林はまだ20歳。最多安打の最年少記録は1リーグ時代の39年川上(巨人)の19歳で、20歳以下は67年藤田(阪神)以来5人目。2リーグ制後は53年中西(西鉄)67年藤田に並ぶ最年少記録だ。また、年齢別の安打記録を調べると、20歳シーズンでは63年土井(近鉄)の156本を抜き、岡林の161本が最多となった。
安打の内訳は単打126本、二塁打25本、三塁打10本で、本塁打は打てなかった。本塁打0の最多安打は、36年秋の藤井(タイガース)44年岡村(近畿)93年和田(阪神)に次いで4人目。岡林は過去2年も本塁打を打っておらず、通算本塁打0で最多安打獲得はプロ野球史上初めてだ。フェンス越えはなかったものの、10三塁打はリーグ最多。20歳の三塁打王は2位の年少記録で、こちらも2リーグ制後は59年城戸(西鉄)67年藤田に並び最年少。「本塁打0で2桁三塁打」は史上初の記録だった。
岡林はマルチ安打がリーグ最多の50度あり、猛打賞はリーグ2位の14度。固め打ちは多いが、まだムラがあった。5打数0安打が5度、4打数0安打が19度など、無安打試合が47度。タイトルを分けた佐野(DeNA)の無安打試合は34度で、歴代のリーグ最多安打選手を見ても、無安打試合は56年佐々木(高橋)65年近藤和(大洋)の42度を上回り最多だった。無安打を減らすことが来季の課題となりそうだ。【伊藤友一】



