オリックス中嶋聡監督(53)が、レッドソックスに移籍した吉田正尚外野手(29)の穴を総力で補う覚悟を示した。3割3分5厘、88打点、21本塁打のチーム3冠に加え、日本シリーズ第5戦のサヨナラ弾で日本一への流れを引き寄せた。成績、勝負強さ両面で「代わりは絶対にいないんで。全員でやっていくしかない」と見通しを語った。
22年は141通りの先発オーダーを組んだように、どんなときでも打てる手を打つ。「やんなきゃいけない選手はいっぱいいますし、そこを助けていかなきゃいけない選手もいっぱいいますし。苦しむ1年になるかもしれないですけども、そうやってチームがどんどん、どんどん変わっていくんだろうなとも思いますし」と、戦力の変化に向き合う。FAで加入した森、新外国人、若手の台頭と、楽しみな要素はある。
吉田正には「もう本当にいいタイミングだと思う。野球人としては非常に応援したい」とエールを送った。中嶋監督自身、かつてはメジャーリーガーへの夢を募らせ、米国へのコーチ留学も経験した。文化の違い、シビアな評価など、吉田正の才能をもってしても、メジャーで認められる困難は承知。それでも「楽しんでほしい。苦しまないでほしいですよね。空青いし。救われるんよね。あの空の青さは」と喜びを見つけ、明日への活力にすることを期待。日本一に貢献した主砲の新たな野球人生の成功を祈り、新生バファローズを作り上げる。



