広島のドラフト1位斉藤優汰投手(18=苫小牧中央)が15日、初めてブルペン入りした。

最速151キロの注目右腕。普段は本格派らしく大きく振りかぶってから投げるが、今回は「フォームの確認だけだった」ためセットポジションから捕手を立たせたまま18球を投げ込んだ。

「少し荒れていました。指にかかったボールをあまり投げられず納得していません。マウンドが高校と全然違って硬かったです」と勝手の違いに苦笑い。ただ、約5割の力でも球には勢いがあり、受けたドラフト4位の清水叶人捕手(18=高崎健康福祉大高崎)は「さすがドラ1と思いました」と、うなずいていた。

この日から廿日市市の大野練習場で合同自主トレがスタート。選手会長の大瀬良大地投手(31)や秋山翔吾外野手(34)ら主力も姿を見せ、新人にとっても緊張の1日だった。

斉藤は「テレビで見ていた方々が目の前にいて緊張しました。体力や体の動かし方が全然違う。シャトルランも一定のペースで機敏に動いていて、すごいなと思いました。学んで力にしていきたいです」と振り返った。

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