鷹狩りで健在アピール! ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(27)が23日、キューバ代表として所属チームとの練習試合(宮崎アイビー)に登板した。1回1/3を投げ、打者4人をピシャリと抑える完全投球。「8回の男」に内定している左腕が、藤本監督ら首脳陣の前で万全な姿を披露した。新守護神ロベルト・オスナ投手(28)との鉄壁の「勝利の方程式」結成へ、期待が膨らむ24球だった。
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いつもの姿ではなく、赤と青の代表ユニホームに身を包んだ左腕が、チームメートと対峙(たいじ)した。「最初はちょっと変な感じがありました」と戸惑いながらも、慣れたキャンプ地でのマウンドに立つと本領を発揮した。
6回2死三塁のピンチで登板すると、三森を変化球で空振り三振に抑え、火消しに成功。続く7回もそのままマウンドに上がり、先頭の川瀬には9球粘られながら、最後は変化球でタイミングを外して、力のない一ゴロに打ち取った。新加入のアストゥディーヨは直球で遊ゴロ。ガルビスからは直球で見逃し三振を奪った。最速152キロの貫禄の投球を見せ「前回投げたときよりも、コントロールも良かった」とうなずいた。
モイネロは3月のWBC出場のためソフトバンクのキャンプには参加していない。今年初めて、モイネロの投球を見守った藤本監督は「フルカウントからでも、粘られてもどんどんゾーンで勝負できている。いいんじゃないですか。本人は『5割くらいで投げた』と言ってたけどね。5割であれだけ投げられたら頼もしいですね」とひと安心。「ケガだけせんように、キューバ代表で頑張ってくれたら」とエールを送った。
昨季のモイネロはチーム事情もあり、シーズン途中から抑え役を務めた。今季はオスナが加入し、首脳陣はすでに守護神役を託す方針。モイネロは“本来の持ち場”といえる「8回の男」に内定している。斉藤和投手コーチも「横から見ても、すごいボールを投げていた。(8回を)『頼むぞ』と彼にも伝えました」と話した。
モイネロ自身は「自分としては、言われたところで投げるだけ。先発でも、行けと言われれば行くよ」とジョークも飛び出すほど。鷹の中継ぎエースはもう、仕上がりつつある。【山本大地】
○…モイネロがWBC第2ラウンドで対戦する可能性がある侍ジャパンを「すごくいいチーム。世界でも3本の指に入ると思う」と警戒した。さらに「周東には盗塁されたくないし、(甲斐)拓也からは三振を取りたい」と、ソフトバンクでのチームメートをライバル視した。



