阪神ノイジーは両手をバットに吸いつかせたまま、お手本のような「人の字」型のフォロースローを決めた。巨人左翼手の梶谷は1歩も動けず。視線の先は左翼席上段だ。自身10試合目、41打席目での来日初アーチは豪快な先制弾。チームは延長10回の激闘を制し「勝ったことが一番です。全試合勝ちたいので」と静かに安堵(あんど)した。

両チーム無得点の4回無死。左腕メンデスの初球、内角低め145キロ直球をフルスイング。チームでは2日DeNA戦の原口以来、ようやく今季2本目の本塁打。助っ人は試合終了直後、早くも次戦以降に目を向けた。「このままいい流れに乗って明日も勝って(カードを)勝ち越して、次のカードにもいい流れを持っていけたらと思っています」。来日1年目は開幕10試合を終え打率3割8厘。大崩れしなさそうな空気が頼もしい。

○…阪神佐藤輝が11打席ぶりの安打を放った。「5番三塁」で先発し、2回1死走者なしカウント1-2からの4球目。左腕メンデスの148キロ直球を右翼前に運んだ。

8日ヤクルト戦以来となる安打。久しぶりの安打にも岡田監督は「うん、1本だけやろ」とさらなる復調を求めた。その後今季2つ目の盗塁も決めたが、延長10回2死一塁から悪送球でエラーを記録した。