9回表の守備から出場した中日ドラフト2位新人の村松開人内野手が、その裏プロ初のサヨナラ打を放った。

2-2の2死二塁で一塁内野安打。二塁走者伊藤が生還した。DeNAが一塁と本塁のセーフ判定を巡ってダブルリクエスト。歓喜の瞬間を“3度”味わったルーキーは「ようやく足の速さを出すことができました。セーフという自信はありました」と会心だった。今季2度目の3連勝で5位ヤクルトに0・5ゲーム差に迫った立浪監督も「みんなベンチで3回、騒いでましたね。この勢いを大事にしていきたい」と声を弾ませた。

▼ルーキー村松がプロ初のサヨナラ安打。新人のサヨナラ安打は今年の森下(阪神)がいるが、中日では89年8月23日阪神戦でサヨナラ弾を打った大豊以来34年ぶり。村松は今月13日には満塁本塁打を記録。ルーキーでは66年広野(中日)が8月2日巨人戦で「満塁サヨナラ弾」を打っているが、同じ月に満塁弾とサヨナラ打の両方を記録したのは、50年伊藤(毎日)以来73年ぶり2人目。伊藤は8月17日大映戦で満塁弾、翌18日近鉄戦でサヨナラ二塁打を打っている。

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