4連覇を狙ったポニー江東ライオンズが初出場ながら強豪の関メディベースボール学院ポニーに3-6で敗れた。
ベスト8が出そろい、沖縄本部(もとぶ)ポニー、ポニー佐賀ビクトリー、宜野湾ポニー、愛知木曽川ポニー、宇都宮ポニー、ポニー三潴(みずま)ファイターズ、市原ポニー、関メディ学院が準々決勝に進出した。
3点を追う7回裏2死二塁、江東Lの石井諒佑(3年)が外角低めを見逃すと、審判がゆっくりと右手を動かし、見逃し三振をコールした。うずくまる石井。自分たちしか狙えない「4連覇」という大きな目標を失ったからこそ、グラウンドでベンチで、通路でロッカーで若獅子たちが立ち上がれない。田本剛監督が「恥ずかしくねえぞ、この涙は」と1人1人を抱きかかえ、背中を押し、球場の外で待つ保護者の前に連れ出した。傍らの関根悠楽主将の肩を抱き「負けたのは申し訳ないです。でも、関根たちは1年間頑張ってきてくれた。褒めてやってください」。誰も挑んだことのない江東Lの挑戦が幕を閉じた。
大会前から関メディ学院が最大のライバルなのは明白だった。今年春のヤングリーグの全国大会に優勝。直後に部員数の増加に伴い、複数チームがエントリーできるポニーリーグに電撃移籍してきた。今大会にも3チームが予選を勝ち抜き、そのトップチームと3回戦で激突。エース甲斐奏音(3年)を先発に立てる必勝態勢。先手を許したが、最少失点に抑えながら、しつこく食らい付くゲームプラン通りだったが、関メディの守備陣がその上を行く粘りを発揮。相手を上回る8安打を放ちながら、何度も大飛球を好捕され、好機に2つの併殺打を奪われた。7回には金谷隆乃助(3年)の左翼越え本塁打で駄目を押された。
田本監督は「4連覇の重さで、ずっとしんどい1年でした。でも、この代は決して強いチームではなかったけど、話し合うことで理解してくれる、心で返してくれる選手ばかりでした。選手にも保護者のみなさんにも恵まれて、感謝しかありません」と、最大級の賛辞で振り返った。
二塁手として一、二塁間の当たりを逆回転で二塁に送り併殺を完成させた上、4本目の柵越え弾を放った金谷は「少しつまったけど、審判の方が腕を回してくれたので本塁打だと分かりました。違うリーグで春夏連覇するのは僕たちにしかできないことなので、最後まで目指していきたい」と話した。
2回戦で優勝候補の神田Rebaseポニーを破った、つくばJwarriorsは春の全国選抜大会準優勝の佐賀ビクトリーに0-4で敗れた。先発マウンドの大竹晴也(3年)が4回まで無失点と好投。5回に犠飛で先制されると、アジア大会ポニーの部日本代表で同僚だった峰松紘大(3年)に適時二塁打を浴び、この回4点を失った。大竹は「少し甘く入ってしまった。強い相手との試合は楽しかったし、悔しいです」とクールな表情を崩さなかった。女房役の井上弥春(3年)は大竹、小山瑛嵩、梅津凰楽とともに学童チームの松代ブルーサンダース時代から一緒に野球を続けてきた。昨年秋に大竹がケガをした当時を振り返りながら「ケガをしてもやりすぎてまたケガをしてしまうほどがんばるので、僕も一緒にやるようにしていました。4人でずっと野球をやれて楽しかった。高校は一緒になるかどうかわからないので、中学でも最後まで一緒に一生懸命やれてよかったです」と話した。
25日は江戸川区球場と大田スタジアムで準々決勝、準決勝が行われる。
また、1年生チームの全国大会「第46回ポニーブロンコ大会」は桐生南ポニー、江東ポニーJrなどが準決勝に進出した。



