度重なるケガに苦しんだヤクルト塩見泰隆外野手がグランドスラムを打ち上げた。

同点の4回1死満塁で中日小笠原の初球、131キロチェンジアップを振り抜き、2年ぶり自身2度目の7号満塁弾をバックスクリーンに直撃させた。「低めの変化球を振らないように、甘めに目付けをして思い切って打ちに行った」と狙い澄ました1発。この日は4安打5打点と大暴れだった。

21年は140試合、22年は130試合出場とリーグ連覇には欠かせなかったリードオフマンは今季、下半身のケガに悩まされ出場は44試合。来季に向け高津監督は「長打も打てて出塁率も高い。彼が1番にいるかいないかは大きい。(来季へ)1年間できる体力をつけてほしい」と期待した。

対中日最終戦は6回に6失点で逆転を許し、満塁弾も空砲に。指揮官は「来季はうちもドラゴンズも、もっと上で争えるようにと思います」と語った。

▼ヤクルト山田(3回2死二塁から13号2ランを放ち、神宮での本塁打がバレンティンに並ぶ155本目で歴代2位タイ)「ホームグラウンドですしファンも来てくれているので、声援のおかげだと思います」

【関連記事】ヤクルトニュース一覧>>