広島から2位指名を受けた大商大・高(たか)太一投手(4年=広陵)はわずか1球で大学ラスト登板を終えた。6回2死満塁のピンチで救援登板し、初球を右邪飛に抑えた。

リーグ戦後に左足首を痛め、神宮行きをかけた大事な関西選手権は全試合欠場。「高を神宮に連れていこう」と奮起した仲間に用意してもらった舞台だった。完治はしていないが、痛みを押してベンチ入りを志願。ブルペンから勢いよく、神宮のマウンドに走った。

「自分から行きますと言いました。あそこしかないと思いました。ああいう(ピンチの)場面で、自分から手を上げていけるような性格ではなかった。そういうところを監督さんに指導していただいた。積極的になれました」と感謝した。

最速151キロを誇る大器。広島はその伸びしろにも期待している。「大商大代表としてプロに行くので、恥をかかないように、『こんなもんか』と思われないように、野球中心の生活を送りたいです」と決意を語った。