年俸大幅アップでスイングスピードも一気に加速!日本ハム万波中正外野手(23)が5日、北海道北広島市内の球団事務所で契約交渉に臨み、今季2000万円から4倍の8000万円でサインした。今季は本塁打王に1本差に迫る自己最多25本塁打、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞初受賞と躍進した。来季に向け、数百万円の打球速度測定器「トラックマン」を自腹購入。高速スイングにさらに磨きをかけ、本塁打王をたぐり寄せる。

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花開いた北のバズーカが、大幅な報酬アップを、さらなる進化への投資にあてる。年俸は一気に4倍増。大台1億円に迫る額に「提示を見たときに、少し驚きもあった。でも実際、球団から『妥当な評価をしました』って言われて。本当にうれしかったですね」と、感想を口にした。

契約更改での増額を見据え? 既に数百万円の“高級マシン”を購入していた。11月の侍ジャパン同行時に「そこの会社の人がいたので」と打球測定マシン「トラックマン」を注文。「まだ使っていないですが鎌ケ谷には届いているはずです」。チームなどで購入するケースはあっても「NPBの選手で個人で購入した人は初めてと言われました」。日本球界では異例の設備投資で、スキルアップを図る。

主な目的は打球のスピードと質の向上だ。シーズン中はチームで使っているマシンがあるが、遠征時は使えない。「何をする時もそれを使って常に打球速度とか打球と向き合いたい」。昨オフ、米国のトレーニング施設「ドライブライン」を初めて訪れ、自らの力を徹底的にデータ解析したことも、気づきになった。「これまでは感覚だと思っていたが、そんな甘いもんじゃないなと」。最先端技術を駆使して、天性のパワーを最大限に生かす方法を導き出す。

現在の試合での打球速度の最高値は180~181キロ。「まずは来年185キロ。将来的には190に伸ばしたいですね。メジャーリーグのトップクラスが190とか191を出すので」。一歩ずつ壁を乗り越え、世界一のスイングを手に入れる。【永野高輔】

◆トラックマン デンマークのトラックマン社が開発した弾道測定器。ミサイル追尾のレーダー技術を応用して、球速、回転数、回転角度、打球の角度や飛距離などを正確に計測する。メジャーでは全30球団が使い、日本球界でも広がっている。

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