チーム熊本で盛り上げる! 阪神ドラフト4位の百崎蒼生(ももさき・あおい)内野手(18=東海大熊本星翔)が5日、地元熊本・菊池市内で自主トレを公開した。高校通算39本塁打の右の大砲候補は、すでに同郷の岩貞祐太投手(32)の指導を受け、大竹耕太郎投手(28)に激励されるなど早くも共闘。島田海吏外野手(27)も含めた阪神現役の熊本出身選手は4人の一大勢力になり、カルテットでの1軍競演を目指す。
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青空の下、百崎がプロでのスタートを切った。走攻守3拍子そろった高校39発の右の大砲候補。自主トレ場所に選んだのは「小学校、中学校の時ずっと走っていた」という菊池市内の公園だった。幼なじみと約1時間、体を動かし、地元貢献へ思いを明かした。
阪神の熊本出身者は岩貞、大竹、島田に加え、百崎で4人目。出身都道府県別では、6人の兵庫に次ぐ2位の一大勢力となった。「熊本の皆さんが多くいらっしゃるので、心強いのが一番」と目を輝かせた。
岩貞とは昨年末、熊本県内の野球塾で初対面を果たした。練習をともにし、「球の回転とかも全然違いました」とプロの技に目を丸くした。新たな発見もあった。「自分の投げ方を見てもらって、今まで全然気にしたことがなかったところを見てらっしゃった。そこでキャッチボールのやり方も変えて、今取り組んでいるところです」。教わった体重移動などを実践中だ。「『一緒に頑張ろう』と言われて、少しチームの一員になれた気がしました」。先輩の温かい指導と激励は大きな励みになっている。
昨年現役ドラフト移籍1年目で12勝を挙げた大竹とも縁がある。昨年末、中学時代に所属した泗水(しすい)ボーイズのプロ入り壮行会に参加した時のこと。「一緒に頑張りましょう」とサプライズのビデオメッセージが届いた。「頑張りたいと思いましたし、本当に感謝しかない」と代えがたいパワーをもらった。
プロ入り前からヤクルト村上ら熊本出身選手の活躍に注目してきた。これからは自身も加わり、故郷を盛り上げていく。“虎のチーム熊本”の活躍次第では、同県の大人気マスコット「くまモン」とのコラボが実現するかも知れない。まずは先輩3人がいる1軍舞台での活躍を目指し、「(1年目に)そうなれれば一番いい形」と力を込めた。
年末年始の帰省では好物のすしを食べ、家族や友人との時間を大切に過ごした。毎年初詣に行く神社のおみくじには「少し気が抜けてると書いてあった(笑い)」と即日に始動。近日中に始まる新人合同自主トレに向けて気合十分だ。“虎のチーム熊本”を代表する強打者を目指して牙を研ぐ。【村松万里子】
◆百崎蒼生(ももさき・あおい)2005年(平17)9月11日生まれ、熊本市出身。隈府(わいふ)小3年から野球を始め、菊池南中では熊本泗水(しすい)ボーイズに所属。東海大相模(神奈川)では1年春の県大会からベンチ入りし、1年秋に3番遊撃手でレギュラーに。2年春に東海大熊本星翔に転入。昨夏甲子園出場も1回戦敗退。高校通算39本塁打。目標の選手は阪神原口。座右の銘は「頑張る時は、いつも今」178センチ、74キロ。右投げ右打ち。



