由伸流コミュニケーションでチームに溶け込む。吉田輝星投手(23)とのトレードでオリックスから加入した黒木優太投手(29)が27日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。1日からは移籍後初めて臨む沖縄・名護キャンプが始まる。元チームメートで米ドジャースへ移籍した後輩山本由伸にならい、積極的な語りかけで、新たな仲間との絆を強めていく。
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“気配りジョニー”が日本ハムに新たな風を吹かせる。黒木は年末年始、主に大阪で自主トレ。この日、初めて鎌ケ谷のブルペンに入り、30球を投じた。「もう4、5回は(ブルペンに)入ってます。最初の実戦は『そんなに早くないよ』と言われています。1クール目はないと思うんですけど、行けと言われてもいいぐらい仕上げている。大丈夫」と手応えを口にした。
まだ全選手と対面できたわけではない。プロ8年目で初めて迎える新天地でのスタート。1日からの名護キャンプに向け「環境も違いますし、知っている人もそんなにいないですし、ルーキーの時みたいな感じですね。ちょっとずつ溶け込んでいって、人の顔と名前も、早く一致できるように」と思い描いた。
自分を知ってもらうために、世界へ飛び出す後輩の振る舞いを手本にする。25日には、オリックスから他球団に移籍した山本、近藤らとともに、大阪で送別会を開いてもらった。そこで目にとまったのが同期入団山本の気配りだ。「彼はいろいろな人に気を使えるし、心配りができる。後輩ですけど見習っていかなきゃいけない」。自身は今年で30歳。年長者の域に入ることも踏まえ「僕から話しかけないといけない。下からだと気を使うんで」と、積極的に語りかけていく。
オリックスでは先発、中継ぎ、抑えと、すべての役割をこなしてきた万能タイプ。「先発を勝ち取りたい気持ちもありますが、状況によって自分がフィットするポジションは変わってくる。プロでほぼ全部のポジションをやった。臨機応変に対応していけたら」。場の空気だけでなく、シチュエーションや試合の流れも読んで投球を微調整できる“波乗れるジョニー”が、投手陣を活気づける。【永野高輔】



