こんがり焼けた阪神岡田彰布監督(66)の表情は充実感たっぷりだった。「いつも80点と。背番号が80なんで。100点のキャンプはないと思うし」。指揮官は阪神第1次政権時から基本、キャンプ採点は80点。昨春は「最後に故障者があったんで70点くらい」と10点マイナスだったが、今年は“満点”の80点。日本一に輝いたシーズンから上積みを手にしたようだ。
選手たちを約1カ月間チェックし、自覚を感じ取った。「自信に満ちてるいうたらおかしいけど、去年1年間通じていい戦いして、勝ったいうのが、それはもう全然、選手1人1人の気持ちが違うよ」。前川、岡留ら新戦力が台頭した一方で、キャンプ序盤は岩崎、岩貞らを2軍具志川で練習させるなど、昨季の主力選手には調整を一任。「去年の成績が物語っているような、メンバーは変わっていないけど、同じことをやってもちょっと違うようなキャンプに見えた。ひと回り大きなチームになったような感じはします」。昨年の経験を大きな自信につなげた姿に目を細めた。
指揮官も確かな収穫を手にして、いよいよ本格的に開幕へ向かう。「そんなにもうメンバー変更はないと思うから、おーん。去年と同じような形でも、やっぱりスタートとしては今年はやっぱり全然違うよな」。沖縄で感じた自信を武器に、球団初のリーグ連覇を成し遂げる。【磯綾乃】



