中日高橋宏斗投手(22)にとって異例のDeNA3連戦(バンテリンドーム)中止が追い風になりそうだ。同3連戦は10月初旬に組み込まれることが濃厚で、高橋宏にとっては想定外の登板が追加される見込み。規定投球回に未到達(30日現在119回2/3)ながら、11勝2敗、防御率0・98の、4年目右腕には、初栄冠への“恵みの雨”になった。

「試合数が増えることに関しても、僕にとっては悪いことじゃない」。バンテリンドームでの全体練習を終えた高橋宏は登板増を歓迎した。9月3日阪神戦(甲子園)を含め残りは4試合の先発を想定していた。球団関係者によると中止3連戦の代替日程は10月初旬で、高橋宏には、おかわり1試合が発生する。

規定投球回まで残り23回1/3。異次元の0点台をキープする防御率だけでなく、勝利数も1位菅野に1勝差、勝率も8割5分7厘の菅野に8割4分6厘と肉薄中だ。また奪三振数も123個の巨人戸郷を8差で追う。「一昨年、去年と(防御率)2・5点前後だったので、年々成長したい。防御率いくつがいいとかじゃなく、年に応じたトップの成績を残していきたい」。70年阪神村山以来、2リーグ分立後2人目の防御率0点台にこだわらないが、頂点を譲る気はない。

立浪監督も「打率と防御率は試合が多かったら増えることもある。変動する。1カ月ちょっと遅れて、ここまで頑張っているので、ここから最後が大事。頑張って欲しい」と22歳にエールを送る。史上初の規定投球回被本塁打0も継続中の右腕の残り登板から目が離せない。【伊東大介】

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