慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)がプロ野球の投手からプロ野球の本拠地で本塁打を放った。

6回1死一塁、日本ハム山本晃の内角寄り137キロ直球をインサイドアウトのスイングで振り切ると、打球はエスコンフィールドの左翼ポール横の7メートルフェンスをしっかり越え、本塁打に。清原は一塁を回ったところで、右こぶしを突き上げた。「エスコンフィールドは初めてで(6大学の)オールスターにも初めて選ばれて。普段は敵同士のメンバーと楽しんで野球しようとフィールドに立ったので、ホームランという形で結果が出たのはうれしいです」と喜びを爆発させた。

プロ通算525本塁打を誇る清原和博氏(57)の長男で、春季リーグ戦はベストナインを獲得する活躍を見せたものの、本塁打はなかった。この日は東京6大学選抜の「4番一塁」でスタメン出場。朝、羽田空港の保安検査場で早大・小宮山悟監督(58)から「4番一塁、9回までフル出場」と告げられたという。

試合前には打撃投手を務めるその小宮山監督からもフェンス際への打球を連発していた。「1球も見逃せないですよね。重みを感じながらバッティングしていました」という集中の時間でしっかり調整し、大勢の観客の前で見事な1発。大舞台でスター性を存分に発揮してみせた。

○…清原に本塁打を浴びた日本ハム山本晃は、不思議な縁を感じていた。「お父さんのファンで。5歳ぐらいかな、最初に買ってもらったユニホームが清原選手のものだった。その息子さんに打たれるなんて」と驚いた。コースは決して甘くなかった。「インコースの真っすぐで(捕手の)進藤の要求通り。でも当たった瞬間いったなと。次もし対戦する機会があったら、もっと内角を厳しく攻めたい」と振り返った。