得意の「ワシタカ討ち」で巻き返す。日本ハム万波中正外野手(24)が、相性のいいカードで本塁打ペースを上げる。現在17発で、前日11日にサヨナラ19号を放ったレイエスに次ぐチーム2位。今季カード別で、いずれも5発と最も得意な楽天、ソフトバンクの2カードで一気にギアを上げ、ゲーム差8で追うソフトバンクとの差を、一気に縮めにかかる。

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万波がリーグ終盤で再び勢いをつける。前日11日は9回からレイエスと互いに「俺が決める」と言い争い、延長11回の末、主役の座を奪われた。「本当に打っちゃうんだからすごい」とは言うものの、9回先頭では、自身がサヨナラ弾を放つチャンスがあったが、右飛。「4打席目でしたし、あの日の傾向も頭に入れて準備していましたけど、巡り合わせなので。そこは仕方ない」。切り替えて、次カードでの量産を狙う。

楽天、ソフトバンク戦では、今季17本中10本と畳みかけてきた。8月は清宮、レイエスの「清宮レイ砲」が好調だったが、ここからは「万弾」も加わり、打線に厚みをつける。スイッチを入れなおすため、この日は全体練習後、ウエートトレを「いつもよりボリューム多めで。いつもの倍以上かけてできた」。入念に蓄えたパワーを、大好きな2カードで爆発させる。

上位で戦えていることが、大きなモチベーションにつながっている。昨季は本塁打王に1差と迫る25発を放つも、優勝争いは蚊帳の外。今はCSどころか優勝も狙える位置で打席に立てる。「今までにないような高揚感がある。真剣にやって勝てたという充実感と楽しさがある。今後もずっとこういう順位で野球ができるように」。楽しみを続けるため、打ちまくる。

直近の目標はまず「20発やっぱいきたいっすね。個人的にはそこ。あとは守備も最後まで頑張って」。11日西武戦では6回1死二塁の守備で右翼から矢のような送球で刺すなど、リーグトップの11補殺を記録。打って刺して、歓喜のタイトルを引き寄せる。【永野高輔】

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