日本ハムが6年ぶりのCS進出に王手をかけた。加藤貴之投手(32)が9回5安打2失点の完投勝利で、9年目で自身初の2ケタ勝利に到達。チームとして通算0勝5敗だったオリックス宮城に投げ勝った。23日西武戦(ベルーナドーム)に勝てば、3位以内が確定する。
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節目の勝利は気持ち良く締めた。1点リードの9回2死、森相手にカウント2-2と追い込み、最後は外角低めギリギリに制球したカットボールで空振り三振を奪った。感情をあまり表に出さないタイプだが、最後は左手でポンとグラブをたたいた。プロ初の2ケタ勝利に「7回くらいで代わるかなと思ってましたけど、最後まで投げさせてくれたので、勝ててよかったです」と喜んだ。
相棒は今季初めてコンビを組む郡司。本職は捕手も今季は三塁に定着し、伏見の負傷で20日楽天戦で初めてスタメンマスクをかぶったばかり。「本当に郡司がいいリードしてくれました。はい、上手でした」と感謝した。郡司は「サードから見ていて(加藤貴の投球の)何となく、こうするというイメージはしていた。球種が多いので的を絞らせないように。全球種精度が良くて助かりました」。新たな女房役がひそかに続けていた“予行演習”が、好投を引き出してくれた。
昨季、国内FA権を取得も、球団から北海道移転後では最長とみられる4年12億円(金額は推定)のオファーを受け、残留した。今月7日オリックス戦では4年連続の規定投球回に到達し、今度は初の2ケタ勝利と、しっかり球団の期待に応えた。新庄監督は「自信になると思う。10勝が決まれば、また楽にマウンドで楽しく投げられると思う」と、ここからの伸びしろに期待した。
今季3度目の完投勝利にも「そうっすね、どうすかね。まあ勝てたんで良かったです」と、加藤貴節は健在。チームは23日の西武戦に勝てば、6年ぶりのCS出場が決まる。淡々と腕を振り、大きな仕事を果たした。



