DeNAタイラー・オースティン内野手(33)が、首位打者を“確定”させた。1回1死一塁の第1打席、中日小笠原のチェンジアップをバットの先端で捉えた。ポトリと落ちる中前打で打率3割1分6厘に到達。自身初タイトルに当確ランプをともした。代走林が送られて、スタンドやベンチからも祝福されるも「バットが折れた。詰まっていたので正直良い打球ではなかったですけど、良いところに落ちてくれました」と照れ笑いを浮かべた。
勝負強く決めた。1打席目で凡退すれば、少なくとも2安打が必要になる。2打席目、3打席目は流動的だったが、1打席目で決めきった。すでに登録抹消されて帰国しているヤクルト・サンタナを1厘差で上回り「暫定首位打者にいることはうれしいです。ただ、まだ確定してないので込み上げてくる感情はないです」と落ち着きを払った。
「打率」はこだわってきた数字だった。メジャーでは出塁率やOPSが重視されることも多いが「自分にとって、打率は結構重要な指標です。マイナーリーグ時代もそれなりの打率を残してきましたし、頭の片隅には必ずある数字」と追い求めてきた。このまま首位打者となれば球団の助っ人外国人では13年ブランコ以来、11年ぶり5人目。自身にとってもNPB初タイトルとなる。
全面サポートを約束していた三浦監督も「良かったです」と喜びつつ「明日は休ませます」とコンディション調整にあてる予定。セ界の首位打者がCSに向けて状態を整える。【小早川宗一郎】



