虎が誇るリードオフマンが沈黙を打破した。阪神近本光司外野手(30)が4回、先頭で左前にチーム初安打を放った。「いいところに投げられていた。見逃し三振も多かった。でも、自分のスイングは崩さず、しっかり振っていこうというのはありました」。DeNA先発石田裕に3回までパーフェクトに抑えられていた。近本も第1打席は見逃し三振に倒れたが、2打席目ですぐさま順応。攻撃の起点となった。

打つだけではない。次打者中野の2球目、5試合ぶり今季29個目の盗塁を決めた。2位の中日上林とは2差。3年ぶり4度目の30盗塁に王手をかけ、打線のスイッチを入れた。その後、森下が決勝2ラン。「得点につながったのでよかった」と笑顔を浮かべた。

第4打席でも右前打を放ち、今季40度目のマルチ安打を達成。安打数は146とし、広島小園と並びリーグトップタイだ。残り14試合、近本がタイトル争いでファンの熱視線を集める。

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