日本ハム松本剛外野手(32)が11日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することを表明した。球団を通じて「ファイターズからはありがたい提示をしていただき、感謝しています。ただ、自分に対する他球団の評価を聞いてみたく、この決断に至りました」とコメントした。熟考の末、申請期限の最終日に球団に意志を伝え、申請書類を提出した。今季の推定年俸は1億1000万円で、金銭&人的補償が必要なBランクとみられる。
今季は2軍調整が2度あるなど66試合出場にとどまり、打率1割8分8厘、0本塁打、7打点。苦しいシーズンだったが、終盤の9月26日に出場選手登録日数が8年に達し、プロ14年目にして国内FA権を取得していた。
22年には就任1年目だった新庄剛志監督(53)から開幕4番に抜てきされると打撃のポテンシャルが一気に開花。自打球が左膝に直撃して骨折するアクシデントも乗り越え、打率3割4分7厘で首位打者に輝いた。同年オフには選手会長に就任。精神的支柱としてチームを引っ張ってきた。
申請期限2日前の9日にもエスコンフィールドを訪れていた松本剛は「(行使か否か)どっちかに決まってたら、もう早めに言ってると思いますし、どっちもあり得るというか…。プロに入って取れると思ってなかったのが正直なところ。しっかり自分なりに考えて結論を出したいなと思います」と率直な心境を明かしていたが、FA戦線に飛び出すことを決めた。
◆松本剛(まつもと・ごう)1993年(平5)8月11日、埼玉県川口市生まれ。帝京では09年夏、10年春、11年夏に甲子園出場。3年時には主将を務めた。11年ドラフト2位で日本ハム入団。13年10月4日ソフトバンク戦(札幌ドーム)でプロ初出場。17年アジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表。22年は打率3割4分7厘で首位打者、ベストナインを獲得。22年オフに日本ハム選手会長に就任。通算773試合、608安打、打率2割6分5厘、14本塁打、157打点、71盗塁。180センチ、84キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。



