阪神下村海翔投手(23)が恩返しを誓った。350万円減の年俸1100万円で契約更改。23年ドラフト1位右腕はプロ2年目もマウンドに立つことができず「メンタルをどう保つか苦労した」と吐露した。
1年目の昨年4月に右肘のトミー・ジョン手術。復帰登板が見えるまで回復していた。8月、シート打撃で初めて打者と対戦。最速153キロで周囲に「ものが違う」と言わせた。だが1週間後、2度目のシート打撃中に投球を中断。ノースロー生活に逆戻りした。「試合を目標にしてきたのですごく悔しい」とはっきりとした口調で誓った。
絶望はしていない。「もう1度手術とかいうことではなく、リハビリの段階でまだ少し違和感があったので、トレーナーさんと話をして焦らず来季に向けて、という感じで。一番やってはいけないのは、焦ってまた繰り返すこと」。すでにキャッチボールは再開している。高いポテンシャルは誰もが認めるところだ。
球団からも強く背中を押してもらった。「来年、活躍することを見越しての1年目の手術だったと、すごく前向きな言葉をかけてくださった。この2年、すごく迷惑をかけて恩返しをしたい気持ちがあるので、何とか3年目こそは期待に応えられるように、しっかりと準備をしたい」と真っすぐ前を見据えた。【柏原誠】



