元中日監督の落合博満氏(71)と元DeNA監督の中畑清氏(71)が16日、「サンデーモーニング」(TBS系)にご意見番として出演し、15日の侍ジャパン強化試合で導入されたピッチコムやピッチクロックなどMLB仕様の新ルールに適応する選手たちについて私見を述べた。
9回のマウンドに上がった西武の守護神平良海馬投手(26)は、2死二塁の場面で初球のサインが8秒以内に決まらず、ピッチクロック違反で1ボールのペナルティーを受けた。それでも後続を抑え、試合を締めた。
中畑氏は「最後は平良がわざと2回首振ったんじゃない? 2回首を振ったら、時間をオーバーするのは見えているね。だからわざと2回首を振ってみて、時間がくるかどうか確認したんじゃない? サービスですよあれは」と、あえての“サービス演出”だと笑顔で推測した。
落合氏は新ルールに「慣れでしょうね」と一言。中畑氏から現役時代に「1球ごとに打席を外していたか」と問われると、「俺は1球ごとに外してた。外すっていうか、自分の構えているところからズレて下を慣らして、それでまた振り直すっていう作業をしていた」と自身のルーティンを明かした。
中畑氏が「それはアウトだわ」と突っ込むと、落合氏も「それは今回は絶対無理ですよ」と苦笑いだった。
◆ピッチクロックの主なルール 投手は走者なし時は15秒以内、走者あり時は18秒以内に投球動作に入らなければならず、違反すると1ボール加算。前打者が完了してから次打者の初球までは30秒となる。打者は制限時間(15秒か18秒)の残り8秒以内に構えていなければ、1ストライク加算。打席を外せるのは1打席につき1回で、2回目だと1ストライク加算される。また、けん制は1打席2度(偽投やプレートを外す行為も含む)に制限され、3度目でアウトにできなければボークが申告され、走者は進塁する。
◆ピッチコム 投手と捕手の間でサインを伝達するために使う電子機器。MLBでは22年から導入。
◆拡大ベース ベースの一辺が従来の15インチ(約38センチ)から18インチ(約46センチ)に拡大されたもの。接触プレーでの負傷軽減や、盗塁数の増加が目的でMLBでは23年から導入。



