オリックス戦3連敗で最下位に沈んだものの、西武に“変化”がある。
選手の入れ替えだ。4月4日の試合後、打撃不振の石井一成内野手(31)山村崇嘉内野手(23)西川愛也外野手(26)の3選手の2軍再調整を決めた。
15日の試合後には、プロ初本塁打以外は三振やミスが目立つ仲三優太外野手(23)の2軍行きを決めた。
共通点がある。ともに「3連戦の途中」での決定だった。3連戦途中での1、2軍の入れ替えはもちろん、十分にありうる。ただ西武はそれが比較的少ないチームだったといえる。
春季キャンプは1軍が宮崎県内、2軍が高知県内と場所が離れている。「区切りがいい時に」選手の入れ替えを行う傾向の背景は、そんなところにもあるのかもしれない。
それが今季は4月ですでに2度。3選手の降格を決めた直後、西口文也監督(53)は「本当は3連戦の後にしようと思ってたけど、そこまで待てなかった」と明かした。
この日の山村の緊急昇格は、大阪→北海道と続くビジター6連戦の3日目にあたる。15日夜に1軍昇格を通達された山村は、16日朝に荷物をまとめ、新幹線で大阪へやって来た。1試合出場してひと晩寝て、次は北海道へ移動するという強行軍だ。
手間はかかる。球団本部としては交通手段や宿泊先の手配、野球用具以外の荷物の発送など、遠征中の入れ替えは作業も多くなる。それでも全ては勝利のためなのが大前提だ。西口監督は16日の試合後に「どうせ今日(仲三を)使う予定がないんだったら、そこはしっかりメンバーを替えたほうがいいかなっていうところで替えました」とした。
故障者も多く、攻撃力を中心に現状は苦しい。それでも好調の選手を起用していくことで、活路は見いだされる。西口監督は今後のカード途中、遠征途中での選手入れ替えについて「もちろんありうる、ってことです」と言い切った。2軍で打率4割台と好調の栗山巧外野手(42)が、早ければ17日にも1軍合流することが有力だ。【金子真仁】



