32年ぶりの「天覧試合」で、早大が底力を見せた。5季ぶりの優勝を狙う慶大に劇的なサヨナラ勝ちを収め、1勝1敗のタイに戻した。霜結太外野手(2年=米マクレーン)は7回からの途中出場ながら、リーグデビュー戦に続く2試合連続アーチを含む2安打1打点と逆転勝利に大きく貢献した。勝ち点の行方を占う早慶3回戦で慶大が勝てば23年秋以来となる5季ぶりの優勝で、敗れると明大の2連覇となる。

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天皇陛下、愛子さまが観戦する前で、霜の目の覚めるような1発が流れを呼び込んだ。2点を追う7回1死、代打で途中出場すると左翼席に豪快に打ち込んだ。前日のデビュー戦に続く2試合連発。「昨日より自分の形のホームランになった」と振り返り、小宮山悟監督(60)に笑顔で出迎えられた。

1点を追う9回無死二塁からは左前に運んでチャンスを広げると、同点に追いついた4-4の2死一、三塁では味方の中前適時打でサヨナラのホームを踏んだ。天覧試合で慶大の優勝を許すまいと力のこもったプレーを見せ「天皇陛下の前でホームラン打ったと(米国にいる)両親に言いたいですね。時差があって今、たぶん寝てますけど、起きたらメッセージは送りたいです」と喜んだ。

日本人の両親の下、米国で生まれ育った。アニメ「メジャー」をきっかけに始めたという野球の実力は、超ハイレベルな全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1の大学から誘いを受けるほどだった。それでも、チームで戦う日本の野球スタイルを学びたい一心で早大国際教養学部にAO入試で合格。初めて出場した伝統の一戦で欠かせない活躍を見せている。【平山連】

愛子さまが天皇陛下とともに神宮球場に来場 パステルグリーンのジャケットで春らしい装い