パ首位の西武が6月の初戦で強敵阪神を下した。
完全なる敵地で、西武渡辺勇太朗投手(25)が投げ勝った。7回2安打無失点。「タイガースファンの皆さんのすごい声援の中で、高校時代には味わえなかった雰囲気を味わいながら。非常にいい思い出になりました」と喜びに浸った。
「ちょっとフライが上がっただけで歓声が起きたりするので。独特の熱気といいますか。歴史ある球場で投げるのは野球人として幸せなことなので」
浦和学院時代は大阪桐蔭に打ち込まれ、この甲子園で高校野球を終えた。悔しかったが「実は後から知ったんですけど、外野手の守備位置とかでバッテリーの配球がけっこう読まれてたみたいですね」と、ほほ笑みながら青春を懐かしむ。あれから8年。体も心も大きくなった。黄色一色の重圧にも「マウンド上がる時は常に自信をもって上がっているので」と胸を張れるほどたくましくなった。勝ち星は3つ目でもこれで3戦連続無失点。開幕投手も任され、充実のシーズンを滑り出した。
ネビンの6月ファーストスイングでの10号先制弾も効いた。6月になっても、5月の勢いのまま。敵地でもホームの雰囲気のまま。強いチームになってきた。



