中日は12球団最速の40敗到達で借金は今季ワースト更新の「19」まで膨らんだ。井上一樹監督(54)は試合後、「日本ハムさんはすごい乗りに乗っている。なんとか1本出てくれればよかったけど、なかなかなか出なかった」と8残塁と好機を生かせなかったことが敗因につながった。
大卒3年目のドラ1左腕日本ハム細野をここぞで攻略できなかった。奪った点数は相手の失策が絡んだ5回の1点のみ。最速154キロの力強い直球と、コーナーを突く精度の高いスライダーなどの変化球に苦戦した。
先発の柳裕也投手(32)は毎イニングで走者を出すも、粘って5回3失点。だが同点に追いついた直後に勝ち越しを許し、そのまま打線も細野と相手救援陣を攻略できずに逆転には至らなかった。指揮官は相手左腕に「やはり力のある左ピッチャー。右打者でいえばクロスファイヤーとかね。そういったところで苦しめられた」と振り返る。柳については「『3失点ってどうなの』って思われるかもしれませんけど、苦しいところでも、粘ってくれたっていうところはすごく評価しています」と接戦を保った開幕投手をねぎらった。
チームはこれで交流戦最終週のビジター6連戦をここまで1勝3敗としている。前日11日のロッテ戦はサヨナラ負け、この日は2点差負けと接戦を落としている。交流戦開幕後は4連勝と勢いに乗ったが、オリックス戦で負け越すと、本拠地に戻ってからのソフトバンク、西武6連戦を1勝5敗で負け越しと苦しい波を払拭(ふっしょく)できないまま、ビジター6連戦でもつまずいている。これで5季連続の交流戦負け越しが決定した。



