JR東日本東北(仙台市)が日本製紙石巻(石巻市)に10-1で快勝し、6年連続32度目の都市対抗(8月26日開幕、東京ドーム)出場を決めた。1番浦林祐佑内野手(24=亜大)が、適時三塁打含む4安打2打点と大暴れ。首位打者も獲得し、優勝に導いた。第2代表決定戦トーナメント4回戦は、七十七銀行(仙台市)がマルハン北日本カンパニー(仙台市)を7-3で下し、本戦出場に王手をかけた。

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JR東日本東北のリードオフマンが初回から攻撃の口火を切った。先頭浦林の打球は二塁へのゴロ。チームの徹底事でもある「全力疾走」で駆け抜け、内野安打とした。「必死なプレーというのは、きれいなヒットよりも勢いづけられる」と、この回3点の先制劇につなげた。

今季のテーマは「器用な打撃」。これまで俊足を生かし出塁率を求めてきたが、今年は長打にもこだわる。ただ、「出塁率と長打のどちらも取るのは難しい」と、狙いにはいかないのが浦林スタイル。この日も追い込まれた第1打席は「どうやって出塁するか」と出塁率を意識。続く2回の第2打席では1死一、三塁、カウント3-1から「強く振れるタイミングだった」と、右中間を破る2点適時三塁打。臨機応変な打撃スタイルで、2回で早くも4点リードに貢献した。4、5回はともに左前打と、1回から4打席連続安打の固め打ち。2次予選3試合で12打数7安打、打率5割8分3厘で首位打者に輝いた。

社会人3年目。「熱さの中にも冷静さを持ちたい」と話す。ルーキーイヤーから主力を担っており、「経験を積ませてもらっている分、中心選手として引っ張っていかなければいけない」と新たな気持ちも芽生えた。自身3度目の都市対抗へ、自然と気持ちも高まる。1年目の24年は準優勝に貢献。だが、チーム史上最高成績にも、最後に残ったのは悔しさだった。「優勝するしか喜びは得られないと思います」。見据えるのは、初の黒獅子旗だ。【木村有優】