全セのヤクルト山野太一投手(27)はいつものように、球団マスコット「つば九郎」に背中を押されてマウンドに上がった。

違うのは夢の祭典であることと球場。球宴初出場でいきなり、まっさらなマウンドに上がった。試合前に「本当にここまで来られると思っていなかった。支えてくださった方々に感謝して投げたい」と話した左腕。思いを胸にマウンドに上がった。

ファン投票でセ・リーグ先発投手部門1位。初回2死一塁から全パ4番の日本ハム・レイエスを147キロ直球で空振り三振に斬った。レイエスは笑顔で話しかけ、山野は脱帽し感謝するしぐさ。リスペクトが感じられるやりとりも見せた。

右手には指揮官を想起する色のグラブをつけた。レギュラーシーズン中など普段は青系の色。「真逆の赤色とか使ったことなかったのでお願いした」と明かした。ヤクルト池山監督のラッキーカラー。いつも試合中には同色のリストバンドを着用している。「ヤクルトの代表として頑張ってほしい」と言われ、送り出された夢の舞台。普段の試合よりも多めに笑顔を見せ、池山監督が重要視するように、楽しみながら投球する姿を見せた。【塚本光】

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