「日本一コンビ」が逆転優勝へののろしをあげる。巨人田中将大投手(37)が直接対決となる29日の阪神戦(甲子園)で先発を託されることになった。3連戦の第2戦。ゲーム差3・5で首位を追う中で、出番がやってきた。25日ヤクルト戦(神宮)では、右肩のコンディション不良で離脱した山崎に代わり、則本昂大投手(35)が緊急先発。13年に楽天を日本一に導いた大ベテランの2人が投手陣の苦境に立ちあがる。
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「聖地」が呼んだのか。田中将が29日阪神戦に登板する事が決まった。6月11日楽天戦以来となる1軍舞台。「いつ呼ばれてもいいように、自分の中でいろいろイメージを膨らませながら、ゲームには臨んでる」。8月18日、2軍のハヤテ戦を7回無失点で終えた後、言葉は力強かった。その時が来た。
甲子園の「申し子」だ。駒大苫小牧時代の熱投は、20年以上たったいまでも語り草。プロ入り後は7度の先発で4勝2敗だが、うち2勝は今季。阪神に対し、4月16日は6回3失点。甲子園で15年ぶりの白星とすると、5月1日には6回途中3失点と踏ん張った。日米通算202、203勝目を刻み、黒田博樹氏に並ぶ歴代2位となった。そして、3度目の敵地での「伝統の一戦」が用意された。
2軍戦では7試合で5勝2敗。22イニング連続無四球を続け、際立つ制球力でアピールしてきた。「自分を高めること、そこしかない」と若い仲間と猛暑の球場で汗を流してきた日々の先に。シーズン最終盤、その右腕でリーグ制覇の道を切り開く。【阿部健吾】
◆田中将と甲子園 駒大苫小牧時代は2年春夏、3年夏の3大会に出場し、2年夏に優勝、3年夏に準優勝。2年夏決勝の京都外大西戦では2年生として甲子園初の球速150キロを出した。3年夏の決勝では早実・斎藤佑樹(元日本ハム)と投げ合い、引き分け再試合にもつれ込んだ。高校では通算12試合に登板し8勝0敗、防御率2・07。プロ入り後は1年目の07年6月20日阪神戦で初登板し5回3失点で黒星。楽天時代は5試合で2勝2敗。巨人含め、ここまで7試合で3失点以下。



