<日本ハム3-12オリックス>◇29日◇札幌ドーム

 日本ハム中村勝投手(21)の危険球退場ですべてが狂った。1回無死一塁。バントの構えをしていた川端への初球がヘルメットを直撃。わずか6球で今季両リーグ初の危険球退場。2番手の乾が炎上し3回までに12失点し、連勝が4で止まった。中村は「中継ぎの方も準備できていないですし最悪の降板」と一身に責任を背負った。栗山監督は「人の人生を背負って投げる。その責任がある」と先発投手の重みを強調した。

 ▼先発の中村が1回、2番川端への頭部死球で危険球退場。先発投手が打者2人目での危険球は12年8月15日八木(日本ハム)以来6人、7度目のスピード退場(ソフトバンク大場が2度)。救援投手では1球目に退場が7人いるが、先発投手で6球目は94年7月1日斎藤(巨人)11年9月19日大場と並んで最少投球数。