アマチュア13冠でプロボクシングWBA世界スーパーフェザー級4位堤駿斗(27=志成)が同級11位フェリックス・バティスタ(29=ドミニカ共和国)との同級挑戦者決定戦に臨み、2回1分25秒、TKO勝ちを収めた。バディスタが攻勢に出てきた2回、左フックでダウンを先制。右フックでダウンを追加した後、ロープ際でラッシュをかけたところでレフェリーストップとなった。

冷静に仕留めた堤は「想定した戦い方ではなかったので、ちょっと不完全燃焼でした。決める時は決めると自分の中で決めていた。それが一瞬できた。ここで仕留めなければ結果はどうなるか分からなかったのでいきました」と淡々と振り返った。

昨年12月、サウジアラビアで当時のWBA世界同級王者ジェームズ・ディケンズ(35=英国)に挑戦が決まっていた堤だったが、試合2週間前に右眼窩(がんか)底骨折したために辞退。今回は負傷からの復帰戦となる。昨年8月のカイス・アシュファク(英国)戦以来、約11カ月ぶりのリングだった。

14勝(10KO)無敗の世界ランカーを下した堤は年内の世界挑戦をうかがっている。サウジアラビアの総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官がオーナーを務める米老舗専門誌ザ・リングともスポンサー契約を結んでおり、世界戦のマッチメイクは実現しやすい状況にある。堤は「年内、WBA王者(アンソニー・)カケース(37=英国)とやりたいと思っている。決まれば1発で取りたいと思っている。今年必ずWBAのベルトを取って応援してくれる方に恩返ししたい」と決意を口にしていた。